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責任

次の日、会社に行くと何時になく忙しい・・・



特に上司の加藤はピリピリしていた。



「坂本!遅いぞ!」



何時もと同じ時間なのだが・・・



「何かあったのか??」



私は、同じ課の人間に聞いてみた。



「いや・・鈴木電気との大きな契約の話があるそうで・・・

それのプレゼンの準備が忙しいらしいです・・」



鈴木電気か・・・



その会社は、社長が一代で築きあれよあれよの間に急成長した一流企業であった。



ただ、あまり良い噂は聞かない・・少しきな臭い会社であった。



「課長が、どうしても担当者に会いたいと色々な手を使っているらしいのですが・・

なかなか・・それが、今回、担当者と社長と会えるらしくて・・

それで、ピリピリしてるんだと想います。」



鈴木電気の社長・・・



鈴木 聖



業界ではやり手社長として有名だ・・・



そんな男を相手に加藤がどう戦うのか?私は興味があった。



私を何時も馬鹿にしている・・この男がどう戦うのか??



「今、一緒に行くお供を探してるらしいのですが・・

みんな、責任を押し付けられるのが見え見えなので、逃げているんです・・・」



「そう~なら、私が行こうかな!」



「えっ!坂本さん・・止めた方が・・良いですよ!!貧乏クジを引くだけです・・」



「まあ・・もう、落ちる所まで落ちてるし・・・

皆が嫌なら・・私が行くよ!」



周りの同僚は、そんな私の言葉に助かった!と言うような顔をした。



その日の夜・・



私は、加藤と部長の高橋と一緒にある料亭に来ていた。



緊張する2人とは別に私は、雑用に追われていた・・・



「お待ちのお客様が起こしになりました!」



そんな店の人間の言葉に2人の緊張はより高まる・・・



襖が開き・・・二人の人間が・・・・



「初めまして・・部長の高橋です・・・」



部長が深々とお辞儀をした。



加藤が挨拶を済ませ私も下げていた頭を上げる・・



そして・・私の目の前に居た人間は・・・



ジョーであった。



私は、一瞬・・・たじろいだ・・・



あ・・あの、嫁に頭が上がらない情け無い男が・・死神と呼ばれる男なのか???



そんな、私の驚いた顔を見て・・社長はニャリと笑った・・・



「今夜はどんなお話かな??稲村君からの依頼だから仕方なく来たのだが・・

つまらない話なら帰るぞ!私も忙しいので・・・」



オーラが漂う・・・



まるで、押しつぶされそうな・・オーラが・・



これが、一流と呼ばれる会社の社長のオーラなのか??



「それでは・・」



部長の高橋が話し始める・・・



私は、急いでお酒を注文する・・・



高橋のありきたりの話が永遠と続いた・・・



「ほう・・我が社の新製品を取り扱いたいと言うお願いかい!

今夜の席の意味は・・・」



「はい!簡単にご説明すると・・そうです。」



そんな高橋の言葉に・・



「俺も!甘く見られたものだな!くだらない・・・

そんな話でいちいち、私を呼んだのか!帰るぞ!」



そんな社長の言葉に慌てる2人が面白かった・・・



「楽しませてくれると言われて来たんだが・・・」



鈴木は意味深げに言った・・・



「それなら・・ご希望は??」



「そうだな・・裸踊りが見たいな!!!裸踊りだ・・・」



この2人に・・裸・・踊り・・・



私は、楽しくて仕方がなかった・・・やれ!やれよ!裸踊り・・・



しかし・・彼ら2人の視線は・・私に向けられていた・・



お・・・俺かよ!!



俺のようだ・・・・



私は、仕方が無く・・服を脱いだ・・・



そして・・踊り始める・・・



「つまらんな!やはり・・帰る!」



そう言い残し・・・鈴木とお供の人間は席を立った・・



必死に呼び止める2人の表情が・・・



この契約の重大さを物語る・・・



仕方が無いので私も裸でお願いをした・・・



そんな私を見ながら・・・



社長が近寄り私に耳打ちする・・



「ベッキー!明日、寄り道で飲もうぜ!」と・・



社長が去り、3人の男達が広い部屋にポツンと残された・・・



「さ・・坂本!お前のせいだからな!!!」



凄い剣幕で・・加藤が私に怒鳴った!



「せ・・責任は・・お前にとってもらうからな!」



愚かであった・・・自分の無能さを棚にあげて・・・



私はそんな加藤に笑顔で言うのだ・・・



「そうですか!私が責任をとりましょう・・・」と



人生は辛すぎて私の手には負えない・・
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